ミニマリストへの憧れ

私がミニマリストという言葉を知ったのは、佐々木典士さんの『もう僕に物は必要ない』という本を読んでからだ。

冒頭に彼や、他の有名なミニマリスト達の部屋の写真が載っているのだが、それがとても美しかった。物が少ないホテルの部屋や、モデルルームのようだった。

そもそも、物を所有するとは何か?

私は、不安や寂しさ、自信のなさの埋め合わせなのではないかと思う。

私は大学生の時、とにかく服をいっぱい買っていた。なぜなら、サークルの男の子にモテたかったからだ。私は顔面は中の下で、チビなのに太りぎみで、彼氏ができたことのないザ・喪女だった。

少しでもブスを直したくて、コスメやヘアケア用品、モテ指南本など、とにかくお金を使った。


このように、私の大学時代の浪費の理由はただひとつ『男の子にモテたい、彼氏が欲しい』だ。
つまり、モテたいという執着が強い程、より多くの物を所有したくなる。

よって、私は物の量と、寂しさ・不安・執着などのネガティブな気持ちが比例した関係になっていると思う。